マロークリリスク(Малокурильск=「小千島の町」の意)とクラバザヴォーツク(Крабозаводск=「カニ工場の町」の意)…日本名は斜古丹と穴澗。シコタン島(Остров Шикотан)(日本名 色丹島)の2大集落。中心地はマロークリリスク。「小千島」とは、根室半島に連なる歯舞群島と色丹島の列島を、ロシア側は「小千島列島」(Малая Курильская гряда)と呼んでいることに由来する。穴澗には日本の拿捕漁船乗組員の収容所がある。1945年8月、ソビエト連邦によって占領され、連邦崩壊後は、それを継承したロシア連邦が占領・実効支配している。面積255.12平方km。人口3,195人(2005年現在)。
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国後島(サハリン州南クリル管区)
ゴロヴニノ(Головнино)…日本名は泊。ロシア連邦による占領・実効支配が続いている。人口は350人(1992年)。ゴロヴニノとは「ゴロヴニンの町」という意味である。ゴロヴニンとは、日本では一般には「ゴローニン」として知られている人物である。
ユージノクリリスク(Южно-Курильск=「南千島の町」の意)…戦後ソ連によって新たな中心都市が、ソ連軍侵攻前の漁村であった古釜布(ふるかまっぷ)を望むほぼ無人であった高台に建設された(人口6,300人(1992年))。ソ連邦崩壊後はロシア連邦が占領・実効支配している。現在は中心地の古釜布を除き廃村状態。
国後島が見える街
対岸に位置する標津町、羅臼町からは国後島(泊村を間近に見ることができる。ただし、国後島の北岸側には居住エリアはほとんど無く、対岸に人家らしい影はほとんど見ることができない。夜間に時折、自動車のヘッドライトを見ることができる程度である。
択捉島(サハリン州クリル管区)
ブレヴェスニク(Буревестник)…日本名は天寧。6,500人(1992年)が住むのみで、かつての中心地である留別(ロシア名クイビシェフ Куйбышев)やドブロエ(Доброе)日本名・内保等、他の集落は廃村状態。島唯一の軍民併用空港である天寧空港(ブレヴェスニク空港)があり、サハリンのユジノサハリンスク空港との間に便がある。週3?4便の定期便は、有視界飛行が前提のため欠航が多い。このため、隣接する紗那村のクリリスク郊外に新飛行場が建設されており、完成時には廃港されるとの観測もある。
クリリスク(Курильск=「千島の町」の意)…日本名は紗那、人口2,700人(1992年)。なお、中心地・紗那から北東約14kmにレイドヴォ(Рейдово)日本名・別飛があり、産業の中心地である。人口は1,700人(1992年)。隣接する留別村、蘂取村には道路が通じているが、いずれも舗装はされておらず砂利道である。留別村に向かう道路は、島唯一の空港に向かう道路でもあり、ある程度の整備はされているが、蘂取村に至る道路は寒村(ロシアが設定した自然保護区域)ということもあり、GoogleMapsでようやく観察できる程度の整備状況である。クリリスク近郊に、2003年頃から1,500m級の飛行場が建設されていると伝えられる。全天候型の空港であるとされ、島の住民の悩みであるユジノサハリンスクへの定期便の欠航率が劇的に低下するものと考えられている。
スラブノエ(Слабное)…日本名は蘂取。現在は村域のほとんどがロシア当局によって自然保護区に指定されており、地元のロシア人さえも立入を制限された地域である。嘗て紗那からオホーツク海側に沿っての道路があったが今では人工衛星上からも微かに見えるだけで、通行も困難となり、ヘリコプター以外で行く事は困難な、寂しい廃村となっている。